産業カウンセラー

厚生労働省が認定する公的資格、それが産業カウンセラー制度で、会社など、職場のメンタルヘルスを守る、大事な存在といえます。
心理学的手法で「働く人」が悩んだときにサポートする、そんな人たちです。

☆資格をとるには…。☆
産業カウンセラーはその試験により、初級、中級、上級の3つに分けられます。なおそれぞれの試験は、初級・中級が年に1回、上級が3年に一回行われています。
受験資格は、初級:大学で心理学関連領域を学び卒業した、通算4年以上のカウンセラー経験がある、20歳以上で産業カウンセリング講座を修了した、中級:大学院で心理学関連領域の修士学位を得た、カウンセリング経験が10年以上ある、初級試験合格後、通算4年以上のカウンセラー経験がある、または初級合格後、3年以上が経過した上で研修等を修了した、上級:大学院で心理学関連領域の博士学位を得た、または初級試験合格後、通算13年以上、中級試験合格後、4年以上のカウンセラー経験がある人とされ、それぞれの試験で、学科試験と実技試験が行われます。
なお、学科試験、実技試験の科目合格制度が始まり、合格した試験の年から3年以内に同じ級の試験を受ける場合は、合格科目の試験が免除されるようになりました。
その代わり、心理学とその関連領域を専攻した人に対する、筆記試験免除は廃止されています。
試験では、初級が基礎知識と技能、一般的素養、中級が専門的知識とカウンセリング経験に基づく技能、高次の素養、上級では高度かつ広範な専門的知識と十分なカウンセリング経験に基づく技能及び素養、産業カウンセラーの養成並びに能力点検についての高度の判断能力を見るための問題が出題されます。
資格の認定は日本産業カウンセラー協会が行います。なお、資格を取得しても、臨床業務を独占できるわけではありません。詳しくは同協会にお問い合わせください。

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last upped : 03/08/06
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