認定カウンセラー

スーパービジョン経験や、学会発表などを総合的に判断して、日本カウンセラー学会が認定する資格、それが認定カウンセラー制度です。
今年度(13年度)からは、試験によって認定する制度や、推薦によって認定する制度なども始まり、カウンセラーの学会内での資格を幅広く保証するようになりました。

☆資格をとるには…。☆
認定は3つの方式に分かれます。
まず「第一方式」と呼ばれる方式では、スーパービジョン経験、学会での発表、研修会の参加など、実践経験をベースに、面接を含む総合評価で認定を行います。
「第二方式」は今年度から始まった制度で、学会の会員として2年以上籍を置く人が、クライエント中心療法や精神分析療法、認知療法などの心理療法や、アセスメント、学校カウンセリング、産業カウンセリングなどといったことを「カウンセラー研修」で勉強した上で、筆記試験と技能試験を受験し、合格すると認定されるもので、今年度は9月にその試験が行われました。
「第三方式」はこれから実施される予定の制度で、学会の会員として2年以上籍を置く人が、大学や短大でカウンセリングに関する専任教員を10年以上勤め、研究成果をあげたり、指導実績があると思われる人を認定カウンセラーが推薦することによって、その人に認定カウンセラー資格が与えられる、というものです。
このように認定カウンセラー制度は学会に密着した制度ですので、カウンセラー学会とはあまり関係がない、という人が取得するのはかなりつらい、といえるでしょう。もちろん、この資格を取得したとしても、臨床業務を独占できる、というものではありません。
なお、資格の認定は日本カウンセリング学会認定委員会が行います。詳しくは同学会にお問い合わせください。

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last upped : 03/08/06
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