学校心理士

日本教育心理学会が認定するまさに、学校のための心理系資格です。
1997年より認定は始まり、2000年からは日本特殊教育学会、日本発達障害学会、日本発達心理学会、日本LD学会を加えた5つの団体で資格認定が運営されているという、かなり珍しいタイプの認定制度です。

☆資格をとるには…。☆
日本教育心理学会はこの「学校心理士」を「学校教育にかかわるアセスメント、カウンセリング、コンサルテーションの専門家」と捉えています。
そのため、原則的には教育職員免許状の取得者、つまり教員でなければなりません。その上で、大学院で教育と心理学の専門分野を学習、研究し、実際の経験も積んでいる必要があります。
資格申請要件はこうなっています。
1) 教職普通免許を有し、大学院において専修免許状に学校心理学を付記する場合と同等以上の科目を履修、修得し、かつ、学校心理学に関する実務経験が1年以上ある
2) 教職普通免許を有し、学校心理学に関する専門的実務経験が5年以上ある
ただし、実務経験が十分でない場合は、学校心理士に準ずる「学校心理士補」と認定されることがあります。
また、教員免許がなくても申請できる場合として、
3) 学校心理学、学校教育に関して、1)、2)と同等以上の能力と識見がある(例えば、大学院で教育臨床心理系を専攻し修了、なんらかの実務経験がある)
4) 外国で学校心理学の教育を、1)と同等以上に受け、その能力と試験を有する
が、あげられています。
なお、資格の認定は「学校心理士」認定運営機構が行います。詳しくは日本教育心理学会にお問い合わせください。

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last upped : 03/08/06
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