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イベント!(05年10月)


10月といえば、芸術の秋でございまして、もう、あちらこちらで美術関係のイベント開かれております、っていうか、[TDB]は今年はないのか、とか、思っている昨今。

心理学ってのも一応、学問なわけですが、なんだか展覧会とかイベントとか、その手のものが結構あったりします。学会が大手を振ってやるもの(「公開シンポジウム」とか言うやつです)もあるし、特に知覚心理学みたいに視覚・聴覚表現が絡んでくるものは、心理学って言ってるにもかかわらず、「〜ホール」とかいう場違いなほどに「おしゃれ」なところで開催されるイベントに絡んだりします。

まあ、この手の領域って、立体表現、色彩表現とかいう、美術とかデザインとかなり接点がある領域だから、当たり前といえば当たり前なんだけどね。

しかし、この手のイベント、それが「開催される」という予告から「開催された」という事実まで、なかなか一般の人々には漏れてこないという、何のためのイベントなんだよ、的なところがある。

例えば、近場(2005年10月を基準にして)で言うと、[LOREAL ARTS AND SCIENCE FOUNDATION]、ていうか、化粧品とかシャンプーで知られる「ロレアル」がやる「色-科学と芸術の出会い」 これが近々あります。

「ロレアル 色の科学と芸術賞」っていうのに絡んだイベントで、場所は[東京デザインセンター]ですな。その11月25日午後6時30分からのものが、「錯視 アート?サイエンス?心理学?脳神経科学?」という思いっきりこっちよりなタイトルのイベント。心理学者と脳神経科学者のコラボレーション!という内容です。

ついでに言うと、この「色」イベントって毎年やられていて、毎回、何がしかの心理学が絡みます。

思いっきりアーティスティックなイベントに名を連ねる背広姿の心理学。こんなことがよくあるのが心理学、ということをよく知っていただきたい。ていうか、心理学の入門編の最初のほうに出てくる「錯視」って、結構よくイベントのネタにされますね。

実際、錯視って言えば、今年は東大で夏休み期間中に「錯覚展」というのがありました。

この「錯覚展」のポスターは見ているだけで気持ちが悪くなる(Fraser-Wilcox錯視という、回転する錯視が起きるため。実際、上のページに行って、ポスターをクリック、眺めて、目をぐるぐるさせてみよう!)、というポスターとしてそれどうよ?的なところもなくはないのですが、一応、夏休みに子供たちを集めてみんなで心理学に興味を持ってもらおう!ってな企画だったよう。果たして人の入りのほうはどうだったんでしょうか。

まあ、こんな感じでこの手のイベントって、結構、数を上げたらきりがない(デザイン系のイベントを含めたら、すごいことになる)程行われているのですが、全然知られてません。なんか、こういうイベントスケジュールをまとめるページとかあったら面白いかもね。

ただ、そこら辺でやってるイベントも心理学を絡めて捉えたりできるから、ページを作るのはちょいと困りものかもしれない。

たとえば、今(くどいようですが、2005年10月)、六本木ヒルズの上のほうで開かれている[レオナルド・ダ・ヴィンチ展]

これ、心理学の教科書の視覚あたりのところに載ってる、ダ・ヴィンチの描いた眼の解剖図とか見たことがある人なら、心理学もちょいと関わるイベントになってしまいます(すげえ無理やり)。

まあ、皆さんも調べて、興味があるものには行ってみるといいかもしれません。机の上で勉強するだけが心理学じゃないっていうか、机の上にないものが本当の心理学ですからね。

この秋はお外で心理学、いかがでしょうか。

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