リンク
学問としての「心理学」に関わるときに有用なサイトをいくつか選んでみました。主観的に選んでいますので、かなり偏向があります。あらかじめご了承ください。内容的には徐々にしっかりとしたものにする予定。なお、当サイトへのリンクについては、「psycho lab.について」の「リンクについて」をご覧ください。
一般
オンライン英英辞典。キーワードを複数の辞書を使って横断的に検索してくれるのが便利。
科学文献、論文を調べることができるサーチエンジン。
主要な学術雑誌に掲載された論文を調べることができるサーチエンジン。Scirusでもここがクロールされています。
国立情報学研究所運営による論文データベース。従来のNACSIS-ELSを機能拡充したもので、現在試験運営中。サイテーション(citation. 引用)データが加わったことで、Science Citation Index並みの役割を今後果たしてくれればと思ったり。
国立情報学研究所運営による文献データベース。会話のような自然文から検索が行えることが特徴。
科学技術振興機構運営による学術データベース。情報量としてはまだまだ少ないですが、一応、研究活動、研究機関などに関する情報を調べることが出来ます。
言わずと知れた科学雑誌「ネイチャー」と「サイエンス」 前者が商業誌、後者は会員誌という違いがありますが、どちらにしろ、気軽に科学論文に触れることができます(内容はハイエンド)。特にネイチャーは本屋さんで買うと高いし、オンラインのほうが情報量が豊富。ちなみに、より専門的にはnature neuroscienceも参考になるでしょう。
大手検索系
dmozベースで作られているGoogleの心理学ディレクトリ。
本家Yahoo!の心理学ディレクトリ。専門のリンク集に比べるとあんまり使えないけど、一応。
本家Technoratiでpsychologyというタグを持ったblogのエントリー一覧。blogだからノイズもすごく多いけど、最近書かれた記事を探してみよう。
del.icio.usの中でソーシャルブックマークされている心理学関係のサイトの一覧。こちらもまたノイズがすごく多いけど、発見も多いかも。
はてなブックマークで心理学をキーワードにソーシャルブックマークされているものの一覧。
日本版Technoratiで心理学をタグに持ったblogのエントリーを探してみる。
あんまり意味ないかもしれないけど、kizasi.jpで心理学がキーワードに書かれたblogのエントリーを探してみる。
心理学一般
日本最古にして最大規模の心理学系学会。各学会へのリンクはここのリンクページを使うと便利(だから、細かい各学会へのリンクは割愛)。
American Psychological Association
超有名、アメリカ心理学会のサイト。とにかく情報量が膨大。日本心理学会(JPA)の比ではありません。ちなみに、日本では分野につき1つの学会がありますが、世界的には大きな学会の中に各分野の部会があるのが普通。APAもapa divisionsを見ればわかるとおり。ていうか、学会自体、日本みたいに専門家じゃないと入れないなんていうのではなく、興味があれば年間25ドルで高校生でも入れるのがAPA。日本もそうなってほしいと願います。
The British Psycological Society
その名の通り、イギリスの心理学会。学会が出しているジャーナルの情報などが参照できます。
International Congress of Psychology in Sourth Africa 2012 new!
ヴントのあれから10年後の1889年から4年に一度開かれ、2012年にはアフリカで開かれるという国際心理学会議のサイト。世界最古、最大規模の心理学会。どのくらいでかいかというと、ほぼ1週間の日程に参加国80カ国以上、5万を超える研究発表が行われるくらい。結構、日本の院生なども行っているらしい。
大学院生のためのAPAのひとつのグループ。院生で、APAにStudent Affliatesで入会すると、自動的にここに入ります。会誌があったり、いろんなディスカウントサービスが受けられたり。
International Psychology Students' Organization
心理学を学ぶ人たちで作られる国際的な学生団体。学ぶといっても、修士課程、博士課程に在籍しているような学生がターゲット。APAなどのいろんな組織とちゃんとつながっている会です。
APA運営による心理学情報サイト。心理学系のデータベースとしては世界最大規模のものといえます。
APA運営による心理学ニュースポータル。APAが最近出したニュースリリースとか、あっちこっちの新聞とかメディアに載った心理学関係のヘッドラインをまとめて紹介している、使い出すと超便利なサイト。
Science Daily : Psychology News
心理学の最新ニュースを知りたいときはこちらに。
アメリカで出ている心理学専門マガジン。一般向けなので、専門家じゃなくても楽しめます。こんな雑誌がアメリカにはあるのかという感じ(^^;) 調べてみたら、紀伊国屋書店BookWebがひっかかりました。
科学文献、論文を参照できるリソースサイト。Psychologyを選びましょう。心理学の文献や、国際的な学術雑誌を見ることが出来ます。こんなにあんのかあ、と感慨すること請け合い。
学術雑誌を数多く取り扱うシュプリンガー社のサイト。ここでもまた、Psychologyを選びましょう。
心理学の主要な学会誌に掲載された論文のタイトルを見ることができる個人サイト。学内利用をサービス目的としたサイトですが、学外にいる人も使えます。データベース量がすごい。
Psychology Online Resource Central
リンク集。まあ、大量。ここを探せば、何かは見つかる。
こちらもリンク集ですが、検索ができるとこがちょっと便利。
Scince & Nature; Human Body & Mind
イギリス「BBC」のサイトの1カテゴリ。放送局のサイトだから番組情報が主かと思いきや、大真面目な心理検査や教育コンテンツが多数で、さすが!という感じ。
最新の心理学関係のニュースを知ることができるサイト。
心理学的かどうかはよくわからないけれど、2004年、webデザインの世界で話題になったサイト。6色のキャラが動き回るんですが、それぞれの色ごとに性格付けされていて、それに基づいて動くので、にゃるほど、と思ってしまいます。例えば、青だと素直で清潔で、みたいな感じ。見ていて面白いっていうか、こんな作れるってすげえなあ、とか、思っちゃいます。
Psychology World Wide Web Virtual Library
ネット上にある様々な資料をまとめた巨大リンク集。既につぶれちゃってるサイトのリンクも結構含まれているので注意。
心理学史
これといった意味はないですが、とりあえず、現代心理学発祥の地。ドイツ語なので、英語にしてから読んだほうがいいと思います。
こちらは日本の心理学の発祥地。研究室史を見ると、非常に興味深いっていうか、なんていうか。
明治時代からの実験機器を見ることができるサイト。機器の面から心理学史に触れることが出来ます。
フロイトがロンドンで住んでいた家は今、博物館みたくなっています。そこのサイト。フロイト一家の写真が尋常じゃない量あったり、え?フロイトってこんなの持ってたの?みたいなアンティークなコレクションが見られたりします。
Classics in the History of Psychology
心理学の歴史の中で重要と呼ばれる論文を読むことができるサイト。例えば、フロイトとかビネー、ゴールトン、エビングハウス、ブルーナーなど、教科書でおなじみな人たちが書いた論文が読めます。
知覚・認知
知覚心理学の学術雑誌。特にこれといってすごい情報があるわけではないですが、とりあえずリンク。
The Jounal of Neuroscience Online
これまた学術雑誌。これも、とりあえずリンク。
認知心理学、認知科学に関するアーカイブ。
認知科学といえば、人工知能にチューリングマシン。ということで、チューリングに関するサイト。チューリングは同性愛者で、それを理由に逮捕され、最後は青酸カリ入りのリンゴを食べて自殺するというくだりは、時代を感じます。
「ボトムアップ処理」という情報処理アプローチを提案したドナルド・A・ノーマンのサイト。アフォーダンスをここまで引っ張った人です。ちなみに、彼はもともとApple Computerのフェロー(研究員)。
錯覚にまつわるものをとにかく集めまくったサイト。カニッツァの三角形、主観的輪郭、色の残効、重力レンズなどの錯視、空耳、だまし絵などを実際に体感することができます。
Wikipedia > List of cognitive biases
Wikipediaの中にある認知バイアスのリスト。こんなに種類があるのか!と感嘆することしきり。
発達
発達心理学の大御所、ピアジェ。ということで、ピアジェ協会。バイオグラフィや文献紹介など。
「発達の最近接領域」などのアイディアで知られるヴィゴツキーのリソースへのリンクサイト。
学習
学習といえば、スキナーということで、スキナー財団のサイト。著作の復刻などをやっている模様。
「内発的動機付け intrinsic motivation」の1つの理論である「自己決定理論」に関するサイト。こうやって最近ぽいものを混ぜておくとこのリンクの価値も上がるかなと。
心理測定・心理学研究法
心理学研究法、統計手法、実験計画に関するメーリングリスト。研究者が話し合う場です。
項目反応理論をお勉強できるサイト。PDFになってるので、印刷して読むとよいでしょう。
臨床
Medical News Today : Psychology / Psychiarty News
心理学、精神医学の最新ニュースを知りたいときはこちらに。
うつ病、パニック障害、強迫性障害に関する一般向け啓蒙サイト。セルフチェックや病院検索など、患者向けコンテンツが豊富。
製薬メーカー「GlaxoSmithKline」による、うつ病に関する一般向け情報サイト。会社が同じですから、「こころのくすり箱」の海外版と考えてよいです。
製薬メーカー「グラクソ・スミスクライン」による、うつ病の一般向け啓蒙サイト。メディ・ドラマがすごい。
製薬メーカー「グラクソ・スミスクライン」による、うつ病薬「パキシル」のサイト。ここでは、薬のサイトというより、医療関係者向けのうつ病情報サイトとして有用だと考えます。うつ病は特に体の不調として内科などにかかりやすいことから、精神科、心療内科以外の医師、医療関係者(コメディカルスタッフ)向けに制作されていることが特徴で、専門家以外のための「問診マニュアル」など、外来やプライマリケアで役立つ情報が多い。FLASHを用いた問診場面は特に秀逸。ただ、あくまで臨床薬のサイトですので、臨床データなどには偏向があります。
Anxiety Disorders Association of America
不安神経症に関するアメリカの団体。いろんな情報が載っています。
メンタルヘルスに強いインディペンデントサイト。DSM-IVのDisorder Information Sheetsなんて、よく作ったなという気すらします。
National Institute of Mental Health
アメリカの国立精神保健研究所のサイト。「HEALTH INFORMATION」が参考になります。
心理臨床関係のいろんな情報を検索できるサイト。とにかくいろんな情報が載っている。
英国医師会出版部門が提供するエビデンスデータ。雑誌や書籍として提供されているもののオンライン版です。医療関係者向けで、ユーザ登録が必要。ここでは、こういうデータも参考にすることが今の心理臨床には絶対に必要だ、ということで、リンクしておきます。
心理臨床関係としてはこんなにでかいサイトはないんじゃないかっていうくらいでかいサイト。内容は豊富すぎてあげきれない。
様々な心理療法の情報が載っているサイト。いろんな心理療法の理論も結構知ることができます。
分析的心理学、ユング派心理学のポータルサイト。いろんな情報が載ってます。
個人サイト。医学部に在籍されていた当時に取られていたノートの精神科バージョンということですが、情報量は尋常じゃありません。トップディレクトリまで上がると、精神科だけでなく他の分野も同様のノートが取られていて、すごい学生さんだったんだなあ、と感慨至極。
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